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ArtTune感性ブログ|ArtTuneでやること、やらないこと。

  • 執筆者の写真: 一平 大竹
    一平 大竹
  • 1月14日
  • 読了時間: 2分

更新日:2月3日

ArtTune / MtipCreative


※感性を磨く「問い」が、なぜいま企業研修で必要なのか。そのプロローグです。



「ArtTuneって、アートのワークショップですよね?」


そう言われて、あらためて考えてしまったことがあります。


「うーん、そうですねぇ…」

ワークショップは、やります。

でも、ワークショップが目的ではない、です。


そうこたえると、相手の方は、少しきょとんとしてました。


ArtTuneは、石を彫ります。

粘土やミクストメディアという図工もやります。

「石なんて彫ったことがないし、作品なんてつくれないですよ…」

そう言われることもあります。


たしかにそうだよなぁ、と思います。


言い方は乱暴かもしれません、

でも、アートは、ひとつのきっかけに過ぎません。

ただただ、自分と向き合う時間を、つくりたかった。


自分自身、石の彫刻家ではありません。

でも、ある機会があって石を彫ると、不思議な感覚に包まれました。


いろいろなことを、考えるんです。

石は、簡単に彫れません。

だから、石を彫る時間は、石とまっすぐに向き合う時間になります。

向き合っているうち、なにかが変わってくる。

気が付くと、石を通して“自分”が見えてくる、気がします。


「この固い石をどう彫るのか」「どこからなら、彫れそうか」

「自分にその力はあるのか」「……なかった、か」


石は黙っています。

でも、

自分にできること、

いまの自分にはできないこと。

それが石に映し出されます。


そして、ふと隣の人をみる。

そこにはまた、自分と違う進め方、石の表情があることに気づきます。


同じ石、なのに。


一度、手と心をとめて、

隣の人に、聞きたくなってきます。

「ここまでどんな風に彫ってきた?」

「いま、どんな気持ち?」

「どこまで彫れると思う?」


そうやって、

石を彫りながら、

いつの間にか、人の話を聞いている。

そしてまた、黙って彫る。


同じ石を彫っているのに、

彫り方も、迷い方も、立ち止まる場所も、違う。


でも、

「どうしよう」と考えている時間だけは、

どこか、よく似ている。


ArtTuneでは、

そんな瞬間が、何度も立ち上がります。


違いの中に、同じものが見えてくる。

ArtTuneでやっているのは、

たぶん、そんな時間です。


何かを学ぶ、その前に、

何かを決める、その前に、


いったん立ち止まる。

余白を感じる。


自分と、

そして隣の人と、

向き合う、時間。



ArtTune感性ブログ by Mtip

文・写真:ArtTune / MtipCreative 



ArtTune by Mtipは、「こたえ」を求めません。

その理由は、たぶん、ここまで読んでいただいた通りです。

→ 詳しくはこちら:https://mtip-arttune.com/


 
 
 

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